離島体験学習
今年度本校は、沖縄離島体験・デジタル交流促進事業の派遣学校に選出され、5年生が離島体験学習を令和7年12月17日(水)~19日(金)の2泊3日の日程で、石垣島で実施しました。
この事業は、離島の重要性・特殊性及び魅力に対する認識を深めるとともに、沖縄本島と離島との交流促進により、離島地域の活性化を図ることを目的に、県企画部地域・離島課の所管で行われているものです。
5年生は、事前に石垣島についての学習やオンライン離島体験を行い、離島体験学習に臨みました。
以下、石垣島での体験学習等の内容を紹介します。
1日目は、午前に石垣島に空路で移動し、午後に伊野田海岸でビーチクリーン活動を行いました。
児童は漂着ゴミの多さに驚きながらも、集中してゴミ拾いを行い、分別まで行いました。
その後、宿泊先に移動しましたが、この事業の最大の特色は民泊です。児童は民泊する家庭の皆様とも交流を深めました。
2日目の午前は、石垣市立真喜良小学校に移動し、同校の5年生との交流会が行われました。
始まってすぐにレクリエーションなどを通して両校児童は打ち解け、終始賑やかなムードで会が進行しました。
なお、この会の様子は、12月19日付けの八重山毎日新聞に掲載されました。
午後は、前日とは別の海岸でビーチクリーンの振り返りと環境についての学習を行ったのち、明石地区にある牛舎で、牛の飼育体験を行いました。
はじめは牛舎のにおいや牛の鳴き声に戸惑ったり、びっくりしたりする児童もいましたが、餌やり体験で、牛が干し草を食べている様子を見るうちに自然に距離が縮まり、「かわいい」という声がいたるところから聞こえてきました。
餌やり体験の後は、牛を飼育している真栄城様から、畜産の仕事内容ややりがい、苦労などのお話を聴きました。
最終日は、白保公民館にて離島体験学習の振り返りと、感想などの発表、そして民泊先の方々とのお別れ式を行いました。
児童の感想からは、親元を離れて行った様々な体験を通して、たくましさだけでなく家族への感謝の気持ちも増した印象を受けました。
また、お別れ式では、お礼の寄せ書きを渡しました。再会を誓って別れを惜しむ姿が見られました。
そして、午後の便で那覇に移動し、夕方に学校到着後解散式を行い、無事全日程を終了しました。